伊豆・河津の『玉峰館』、大正15年創業 源泉かけ流しの宿。どこか懐かしく、新しい極上の空間。

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2018/10/19(金)
河津に伝わるカッパ寺の伝説

日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
さて、河津川沿いに位置する栖足寺(せいそくじ)は、別名カッパ寺とも呼ばれています。
今回はその栖足寺に伝わる不思議な話をご紹介致します。

今から約300年も昔。
6月のある日の夕方、仕事を終えた村人達が河津川の水で馬や自分の足を洗っていると、馬が突如高い声を上げ鳴きました。何事かと驚き村人達が水の中を覗き込むと、そこには馬の足に食らいつく河童の姿がありました。
村人達はたいそう怒り、河童を力いっぱい殴り蹴りあっという間に縛り上げてしまいました。
そこへたまたま通りかかったのが栖足寺の和尚でした。
和尚は怒りに震える村人達をどうにかこうにか説得し、彼らがその場を去ると河童をそっと元の川へと逃がしてやりました。
するとその日の晩、静かな栖足寺に戸を叩く音が響きました。そこには助けた河童の姿がありました。河童は和尚にひとつの甕を手渡すと「この甕に河津川のせせらぎを封じ込めました。耳をあてると水の流れる音がします。水の音が聞こえたら、わたしがどこかで生きていると思ってください。和尚様もどうぞお元気で」そう言って、河童はその場を立ち去りました。
なんの変哲もない甕ですが耳を当てると確かにせせらぎの音が聞こえました。和尚はその後も時折甕の口に耳をあて、かすかな川音を聞いては河童の無事を思うのでした。

この甕は、今でも栖足寺に大切に保管されています。

栖足寺は当館からお車で5分程の場所にございます。
実際に甕に耳を当て、せせらぎの音を聴くことも出来ます。
興味のある方は是非一度、足を運ばれてみては如何でしょうか。

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